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「サッカー選手の契約に関するニュースをよく見るけど、よくわからない」
と思っているそこのあなた。
サッカーの契約に関するニュースはよく見かけますが、最初の頃はよくわからないですよね。
移籍金、契約延長、フリートランスファー・・・
様々な用語が出てきて、余計わからなくなります。
そこで今回は契約に関する基礎知識をお伝えしていきたいと思います。
これさえ読めば契約関連のニュースをもっと楽しく読めるはず!
ではさっそくみていきましょう。
契約について
契約期間
選手を獲得するとき、多くの場合は契約期間を設けます。
例えば2025年までの契約といった感じ。
複数年の契約を結ぶことが多く、2025年までの契約だったら2025年まではうちのチームでプレーしてねという契約内容です。
ちなみにヨーロッパのチームで~年までの契約と表記されていた場合、正確にはシーズンが終わる6月30日までの契約というケースが多いです。
2025年までの契約の場合だと2025年6月30日までの契約となりますね。
契約延長
契約期間を設定して選手と契約を結び、その選手が期待通り活躍したとします。
チームが契約期間後もその選手にいてほしいと思ったとき、契約延長の交渉が行われます。
選手側も条件面などで納得をすることができたら契約を延長することに。
多くの場合は契約期間中にこの交渉が行われて、契約満了前に延長発表されます。
例えば2025年までの契約で選手を獲得した場合、その選手が活躍したので2023年に2028年までの契約延長を発表するといった感じ。
移籍について
移籍概要
チーム側が選手を売却したい場合や選手側がほかのチームに移りたいと思った場合には移籍が行われることになります。
選手との契約期間内に移籍が行われる際には、移籍先のチームは移籍元のチームに移籍金を支払います。
よくニュースなどで取り上げられる移籍金とはこのことですね。
ほとんどの場合、移籍金がいくら高くても選手個人のもとには1円も入りません。
選手個人は年俸という形で給料が支払われることに。
移籍の際にはチーム間では移籍金やその他オプションなどの交渉が行われます。
選手と移籍先のチーム間では年俸や待遇などの交渉が行われます。
移籍先のチーム、移籍元のチーム、移籍を希望する選手の全てが合意に至ったときに移籍となります。
契約解除違約金(バイアウト)
通常は移籍先のチーム、移籍元のチーム、移籍を希望する選手の全てが合意しないと移籍は実現しません。
しかし、契約解除違約金(バイアウト)が設定されていると移籍先のチームは移籍元のチームとの交渉が不要となります。
契約解除違約金(バイアウト)とは選手とチームが契約する際につけることができるオプションのようなもの。
契約解除違約金(バイアウト)の金額が設定されると、その金額を払うチームは選手との合意のみで獲得することができます。
例えば選手と契約する際に100億円の契約解除違約金(バイアウト)を設定した場合。
何年か後に選手が移籍をしたくなり、移籍先のチームと合意を結びました。
選手と合意がとれていれば、移籍先のチームは契約解除違約金(バイアウト)を移籍元のチームに支払うだけで、問答無用で選手を獲得することができます。
移籍金など面倒な交渉がないので、移籍先のチームとしては楽ですよね。
フリートランスファー
選手との契約期間内の移籍には移籍金がかかりますが、契約満了後の移籍は移籍金がかかりません。
この形の移籍をフリートランスファーと呼びます。
日本語では0円移籍と呼ばれることも多いですね。
移籍をさせたい選手や移籍を希望する選手がいるチームは移籍金なしで移籍されるとお金にならないので、契約期間中に移籍をさせることが多いです。
フリートランスファーで移籍するのは30歳以上の選手が多いです。
30歳以下の選手は需要があるので、移籍金を獲得するために契約満了を待たずに売却してしまいますもんね。
フリートランスファーは移籍先のチーム、移籍を希望する選手に大きなメリットがあります。
移籍先のチームは高い移籍金を払わなくて済みます。
移籍を希望する選手も移籍金がないので、移籍先の選択肢が増えますね。
また、契約満了の6ヶ月前からは移籍先を希望する選手と移籍先のチームの間で事前合意をすることができます。
例えば2025年6月30日に契約が満了する選手は2025年の1月1日から他のチームと契約を結ぶことができます。
これにより契約満了後に所属チームがないという事態になりにくくなるので、選手側はありがたいですよね。
ローン移籍
移籍にはローン移籍という形もあります。
ここで書くと長くなるので、詳しくは以下の記事を読んでみてください。
関連記事:ローン移籍とは
チェルシーの契約方針
チームによって契約に関する考え方は様々ですが、チェルシーにはある特殊な契約方針があります。
それは30歳以上の選手と契約延長する場合、基本的に1年ごとしか延長しないというもの。
例えば2021年に31歳の選手の契約期間が2022年までだとします。
選手もチームも契約の延長を望んでいた場合、基本的には1年延長の2023年までの契約しか締結しません。
たしかに30歳を超える選手と複数年契約を結ぶのはリスクもあるので合理的といえば合理的なのです。
ただ、これまでチェルシーを支えてくれた選手に対してもこの契約方針を貫くのは少し非情かなと思いますね。
最近は少し態度が和らいできて、ウィリアンのときには2年の契約延長を提示したとも言われています。
ここは難しいところですが、ケースバイケースで柔軟に考えてほしいですね。
以上、今回は契約に関する基礎知識をお伝えしていきました。
いかがだったでしょうか。
今回の記事で得た知識を生かして、契約関連のニュースを楽しんでください!