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どのような違いがあるのか知りたい!
サッカー観戦初心者の方のこんなお悩みを解決します。
サッカーの試合は大きく分けてカップ戦とリーグ戦があります。
ただ、最初のうちは見ている試合がどっちなのかよくわからないですよね。
そこで今回はカップ戦とリーグ戦の大きな違いを3つご紹介します。
結論から言うと下記のような違いがカップ戦とリーグ戦にあります。
カップ戦 | リーグ戦 | |
試合方式 | トーナメント戦が多い | 総当たり戦 |
大会の種類の多さ | 多い | 少ない |
重要度 | 国内カップ戦は低い | 高い |
カップ戦とリーグ戦の違いがよくわかるようになるので、ぜひ最後まで読んでみてください。
目次
カップ戦とリーグ戦の違い①:試合方式
カップ戦とリーグ戦の大きな違いは試合方式です。
それぞれの試合方式は以下のようになります。
- カップ戦の試合方式:トーナメント戦が多い
- リーグ戦の試合方式:総当たり戦
カップ戦の試合方式:トーナメント戦
カップ戦は基本的にトーナメント戦で行われます。
トーナメント戦とはチーム同士が1対1で対戦していき、勝ったら次のチームと戦い、負けたらその時点で終了となる勝ち抜き戦です。
最後の1チームになるまで試合を続けていき、勝ち残ったチームが優勝となりますね。
例えば上の図でいうとまずはAとB、CとDがそれぞれ対戦します。
負けたチームはその時点で終了で、AとBの対戦で勝ったチームとCとDの対戦で勝ったチームが優勝を争って対戦します。
トーナメント戦方式は1発勝負なので格下のチームが格上のチームに勝利するという番狂わせが起きやすいですね。
また、カップ戦の中にはグループステージとトーナメント戦を組み合わせた方式を採用しているものもあります。
グループステージとトーナメント戦を組み合わせた方式は、まず出場チームをいくつかのグループに分けて、そのグループ内で総当たり戦を行います。
総当たり戦の結果、上位の何チームかが決勝トーナメントに進出し、そこからはトーナメント戦方式で試合を行っていき、優勝チームを決めます。
上の画像の例だとまずはグループA~D内でそれぞれ総当たり戦を行います。
その結果、それぞれのグループを突破したA、E、I、Mの4チームでトーナメント戦を行い、優勝を決めます。
リーグ戦の試合方式:総当たり戦
リーグ戦は総当たり戦で試合を行っていき、順位を決定します。
総当たり戦とは下の表のように参加しているチームすべてと対戦していき、その成績によって順位を決めるという試合方式ですね。
A | B | C | D | |
A | - | A vs B | A vs C | A vs D |
B | B vs A | - | B vs C | B vs D |
C | C vs A | C vs B | - | C vs D |
D | D vs A | D vs B | D vs C | - |
サッカーのリーグ戦の多くはホームアンドアウェー方式で行われます。
ホームアンドアウェー方式とはリーグに参加する全チームと自分のホームスタジアムで1回、相手のホームスタジアムで1回の計2回対戦するというものです。
リーグ戦は参加しているすべてのチームと2回ずつ対戦して、全試合終了時の成績で順位が決定することになります。
カップ戦とリーグ戦の違い➁:大会の種類の多さ
カップ戦とリーグ戦ではカップ戦の方が様々な種類の大会があります。
カップ戦:大会の種類が多い
カップ戦には様々な種類があります。
カップ戦は国内カップ戦か国際大会のカップ戦かの2つに大きく分類することができます。
国内カップ戦とは
国内カップ戦は開催される国に所属するクラブチームが参加します。
国内カップ戦には以下のように2種類があります。
- リーグカップ
- オープンカップ
リーグカップ
リーグカップとはその国のトップリーグのチームのみが参加できるカップ戦です。
例えばイングランドのリーグカップの場合、イングランドの1~4部に所属するクラブのみが参加できるといった感じですね。
国内カップ戦(リーグカップ)の具体例
- カラバオカップ(イングランド)
- ルヴァンカップ(日本)
- タッサ・ダ・リーガ(ポルトガル)
オープンカップ
オープンカップはその国のクラブであれば参加資格を限定しないカップ戦です。
なのでプロのクラブに加えてアマチュアのクラブも参加する事ができますね。
オープンカップは参加資格を限定していないので、リーグカップよりも参加クラブ数が多くなります。
例えばイングランドのFAカップの場合、700以上のクラブが参加する事になります。
国内カップ戦(オープンカップ)の具体例
- FAカップ(イングランド)
- 天皇杯(日本)
- スペイン国王杯(スペイン)
- コッパ・イタリア(イタリア)
- DFBポカール(ドイツ)
国際大会のカップ戦とは
国際大会のカップ戦は国の垣根を超えてチーム同士が対戦します。
国際大会のカップ戦は以下のように2種類があります。
- クラブチームが参加する国際大会のカップ戦
- 代表チームが参加する国際大会のカップ戦
クラブチームが参加する国際大会のカップ戦
クラブチームとは各国に所属するスポーツチームのことです。
国内のリーグ戦やカップ戦でいい成績を残したクラブチームは、次のシーズンの国際大会のカップ戦に参加することができるようになります。
クラブチームが参加する国際大会のカップ戦は普段国内のリーグで対戦しないようなチームと対戦することになるので、人気がありますね。
クラブチームが参加する国際大会のカップ戦で有名なものはUEFAチャンピオンズリーグです。
UEFAチャンピオンズリーグはヨーロッパNo.1のクラブチームを決める大会で、世界一レベルが高いとされています。
クラブチームが参加する国際大会のカップ戦の具体例
- UEFAチャンピオンズリーグ
- UEFAヨーロッパリーグ
- FIFAクラブワールドカップ
- AFCチャンピオンズリーグ
代表チームが参加する国際大会のカップ戦
代表チームとは日本代表やイングランド代表といったように、その国を代表する選手を集めたチームです。
ナショナルチームとも呼ばれますね。
代表チームが参加する国際大会のカップ戦で一番有名なものはFIFAワールドカップですね。
代表チームが参加する国際大会の多くは予選が行われて、勝ち進んだチームが本大会に出場するといった形態となっています。
代表チームが参加する国際大会のカップ戦の具体例
- FIFAワールドカップ
- UEFA欧州選手権(EURO)
- AFCアジアカップ
- コパ・アメリカ
- アフリカネイションズカップ
リーグ戦:大会の種類が少ない
リーグ戦はカップ戦と比べるとはるかに種類が少ないです。
リーグ戦にはクラブチームが参加するリーグ戦と代表チームが参加するリーグ戦があります。
クラブチームが参加するリーグ戦とは
クラブチームが参加するリーグ戦は各国で開催されています。
イングランドの場合はプレミアリーグ、日本の場合はJリーグといった感じですね。
カップ戦の場合は1つのクラブチームが複数の種類のカップ戦に出場できますが、リーグ戦は1チーム1リーグのみ参加可能となっています。
日本でJ1、J2、J3といったように階層ごとにわかれているように、ほとんどの国のリーグはピラミッド構造となっています。
この階層は固定ではなく、シーズンの成績によって次のシーズンに昇格、降格することになります。
クラブチームが参加するリーグ戦の具体例
- プレミアリーグ(イングランド)
- ラ・リーガ(スペイン)
- ブンデスリーガ(ドイツ)
- セリエA(イタリア)
- Jリーグ(日本)
代表チームが参加するリーグ戦とは
代表チームが参加するリーグ戦は最近できたUEFAネーションズリーグのみとなります。
UEFAネーションズリーグはヨーロッパの国々をレベル別に4つのリーグに分けられます。
それぞれのリーグで各国はさらに4つのグループに分けられて、その中で総当たり戦で試合を行っていきます。
グループ内で成績がよかった国は昇格し、成績が悪かった国は降格することになりますね。
トップリーグであるリーグAで各グループの1位の4ヵ国は決勝ラウンドに進出して、トーナメント戦により優勝を決めることになります。
カップ戦とリーグ戦の違い③:重要度
国やクラブの考え方によって変わるものの、カップ戦とリーグ戦を比べたときにリーグ戦の方を重要視するチームが多いです。
カップ戦の重要度:国内カップ戦は低く、国際大会のカップ戦は高い
国内のカップ戦の重要度
国内の大会のカップ戦はリーグ戦よりも重要度は低くなります。
特に優勝を狙える強いチームほど国内のカップ戦はあまり重要視しなくなりますね。
その理由は優勝してもあまりうまみがないからです。
例えばヨーロッパの場合、各国のカップ戦を優勝すると次のシーズンのUEFAヨーロッパリーグ参加権を手にすることができます。
ただ、このUEFAヨーロッパリーグはUEFAチャンピオンズリーグの下位互換の大会なので積極的に参加したいと思う強豪チームはありません。
UEFAチャンピオンズリーグはヨーロッパNo.1のクラブチームを決める大会で、ヨーロッパ各国のリーグ戦でいい成績を残すと次のシーズンに参加する権利を獲得できます。
なので、強豪クラブチームはUEFAチャンピオンズリーグの出場権を獲得するためにリーグ戦の方を重視しますね。
その証拠に国内カップ戦ではレギュラーではなく、控えの選手や若手選手を起用するクラブチームが多いです。
国際大会のカップ戦の重要度
同じカップ戦でも国際大会のカップ戦は重要度が高くなる傾向があります。
特にヨーロッパNo.1のクラブチームを決めるUEFAチャンピオンズリーグはリーグ戦と同じくらい重要度が高いですね。
また、代表チームが参加する国際大会であるFIFAワールドカップやUEFA欧州選手権も重要度が高いです。
リーグ戦の重要度:クラブチームが参加するリーグ戦は高い
クラブチームが参加するリーグ戦の重要度
クラブチームが参加するリーグ戦の重要度はカップ戦と比較すると高いです。
あまり力のないチームにとってはリーグ戦の成績によって次のシーズンに昇格したり降格したりします。
トップリーグと下のリーグではクラブの収益が大きく変わってくるので、リーグ戦の成績は重要になりますね。
強豪チームはなかなか降格の可能性は低いですが、リーグ戦の順位で来シーズンに参加できる大会が変わってきます。
ヨーロッパの各国ではリーグ戦で上位となったチームには次のシーズンのUEFAチャンピオンズリーグの出場権が与えられます。
UEFAチャンピオンズリーグへの出場権を持っているとクラブの収益やブランド力が上がることになりますね。
リーグ戦はあまり力のないチームにとっても強豪チームにとっても重要なものとなります。
代表チームが参加するリーグ戦の重要度
代表チームが参加するリーグ戦の重要度はあまり高くないです。
代表チームが参加するリーグ戦=UEFAネーションズリーグですが、最近始まった新しい大会なので権威性がないですね。
ヨーロッパの代表チームが参加するFIFAワールドカップ、UEFA欧州選手権と比べても重要度は低いです。
サッカーのカップ戦とリーグ戦を見る方法
サッカーのカップ戦やリーグ戦を見るにはサッカー配信サイトに登録する必要があります。
サッカー配信サイトはサイトによって見ることができる大会が違います。
詳しくは「2022-23シーズンのサッカーを見る方法まとめ【最新版】」でお伝えしているのでチェックしてみてください。
もっとサッカーについて詳しくなりたい方へ
ここまでカップ戦とリーグ戦について細かく解説してきました。
カップ戦とリーグ戦の違いについて知っていると、サッカーを見るのがより楽しくなります。
なので、どんどんサッカーの知識を身に着けていくのがおすすめですね。
もっとサッカーの知識を身に着けたいという方におすすめなのが「サッカー本を読む」ことです。
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まとめ:カップ戦とリーグ戦の違いを学んでサッカーを楽しく見よう!
今回はカップ戦とリーグ戦の違いを色々とお伝えしてきました。
まとめると下記の3つがカップ戦とリーグ戦で大きく違います。
カップ戦 | リーグ戦 | |
試合方式 | トーナメント戦が多い | 総当たり戦 |
大会の種類の多さ | 多い | 少ない |
重要度 | 国内カップ戦は低い | 高い |
カップ戦とリーグ戦の違いがわからなくてもサッカーは楽しめますが、違いを知っているともっと応援に熱が入ってサッカー観戦が楽しくなります。
この記事を参考に、次に見るサッカーの試合がカップ戦なのかリーグ戦なのか気にかけてみてください。
ちなみにサッカーには覚えておいた方がいい知識がほかにも色々とあります。
詳しくはこちらの記事でまとめているので、ぜひチェックしてみてください。