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わかりやすく教えてほしい!
サッカー観戦初心者の方のこんなお悩みを解決します。
サッカーの試合を見ているとオフサイドは頻繁に目にします。
ただ、オフサイドがよくわからないという方は多いですよね。
たしかにオフサイドには色々なパターンがあってわかりづらいですが、きちんと学ぶと意外と簡単です。
そこで今回は図を多く用いて、オフサイドについて詳しく解説していきます。
オフサイドがわかるようになると、サッカーの試合をより理解できて、楽しくなります。
また、スムーズにオフサイドを説明できるようになると「サッカー詳しいんだな」と一目おかれるので、覚えておいて損はありませんよ。
では、さっそく解説していきます。
目次
サッカーのオフサイドのルール
オフサイドを一言でいうと「味方がボールを蹴った瞬間にオフサイドポジションにいる選手が利益を得ることを禁止するルール」です。
これだけだとよくわからないと思うので、詳しく解説していきます。
サッカーでオフサイドになる条件
サッカーでは以下の2つの条件を満たすとオフサイドになります。
①:味方がボールを蹴った瞬間にオフサイドポジションにいる
②:利益を得る
①:味方がボールを蹴った瞬間にオフサイドポジションにいる
サッカーでオフサイドになる条件の1つ目は「味方がボールを蹴った瞬間にオフサイドポジションにいる」です。
オフサイドポジションとは
オフサイドポジションとは簡単にいうと後ろから数えて2人目の相手選手よりも相手ゴール側の位置のことです。
上の図ではAとBが同じチーム、CとDが同じチームです。
今Bは相手チームで後ろから数えて2人目の選手(C)よりも相手ゴール側の位置にいるのでオフサイドポジションにいるということになります。
まずはオフサイドポジションは「後ろから数えて2人目の相手選手よりも相手ゴール側の位置」ということを覚えておいてください。
➁:利益を得る
サッカーでオフサイドになる条件の2つ目は「利益を得る」です。
サッカーにおいて利益を得るとは例えば以下のようなものです。
- パスを受けることができた
- ボールを拾うことができた
- シュートを打つことができた
- 相手選手の邪魔することができた
ポイントは直接ボールを触っていなくても、相手の邪魔をすることができたことも利益となるので覚えておいてください。
サッカーでオフサイドになる条件まとめ
まとめると、サッカーでは以下の2つの条件を満たすとオフサイドになりました。
①:味方がボールを蹴った瞬間にオフサイドポジションにいる
②:利益を得る
下の図ではAとBが同じチーム、CとDが同じチームです。
今、AがBにパスを送ろうとボールを蹴った状況です。
このとき、Bは相手チームで後ろから数えて2人目の選手(C)よりも相手ゴール側の位置にいるのでオフサイドポジションにいますね。
オフサイドポジションにいるBがAからのパスをもらうと、利益を得ることになります。
なので、以下2つの条件を満たすことになるので、オフサイドとなります。
オフサイドになる条件
①:味方がボールを蹴った瞬間にオフサイドポジションにいる
②:利益を得る
オフサイドポジションとオフサイドラインを詳しく解説
オフサイドポジションをより詳しく解説
オフサイドポジションは簡単に言うと「後ろから数えて2人目の相手選手よりも相手ゴール側の位置」でした。
もう少し詳しくお伝えすると、オフサイドポジションとは以下の3つの条件を満たす位置のことです。
- 攻撃時
- 相手陣内でボールより前にいる
- 相手オフサイドラインよりも相手ゴール側
下の図ではAとBがボールをもって攻撃をしていて、Bは相手陣内でボールよりも前にいます。
オフサイドラインとはこの後、詳しくお伝えしますが「守る側のチームの後ろから2人目の選手を基準にして、ゴールラインに水平に引かれるライン」のことです。
上の図の黄色いラインですね。
今Bは「攻撃時」に「相手陣内でボールより前」にいて、「相手オフサイドラインよりも相手ゴール側」の位置にいるのでオフサイドポジションにいることになります。
オフサイドラインを詳しく解説
オフサイドラインとは上で少しお伝えしましたが「守る側のチームの後ろから2人目の選手を基準にして、ゴールラインに水平に引かれるライン」です。
上の図では今AとBのチームがボールを持って攻撃をしています。
このとき、守る側のチーム(ピンクチーム)の後ろから1人目はD、2人目はCですね。
守る側のチームの後ろから2人目の選手(C)を基準にして、ゴールライン(ピンクのライン)に水平に引かれているライン(図の黄色いライン)がオフサイドラインです。
オフサイドラインは絶えず動く
オフサイドラインはピッチに実線で引かれているわけではなく、絶えず動きます。
上の図では今Cは「1」の場所にいます。
このときのオフサイドラインは「オフサイドライン1」になります。
この後、Cが少し前方に動いて「2」の場所に移動したとします。
移動後にもCが後ろから2人目なので、オフサイドラインも移動して「オフサイドライン2」に変わりました。
後ろから2人目の選手の位置次第でオフサイドラインは絶えず左右に動きます。
オフサイドラインの基準となる選手は変わる
オフサイドラインは守る側のチームの後ろから2人目の選手を基準として引かれます。
なので、その基準となる選手はころころ変わります。
上の図ではCが「1」の場所から「2」の場所に動きました。
このとき、元々ゴールラインから3人目の場所にいた味方のEを追い抜いています。
Cが「2」の場所に行くことにより、Eがゴールラインから2人目の選手となりました。
なので、今度はゴールラインから2人目の選手となったEを基準にしてオフサイドラインが引かれることになります。
「オフサイドライン1」から「オフサイドライン2」に変わりますね。
サッカーのオフサイドルールでよくある7つの場面
オフサイドとは「味方がボールを蹴った瞬間にオフサイドポジションにいる選手が利益を得ることを禁止するルール」でした。
「味方がボールを蹴った瞬間にオフサイドポジションにいる」「利益を得る」という2つの条件を両方満たすとオフサイドとなります。
では、これを踏まえてよくあるオフサイドの7つのパターンから、より詳しくお伝えしていきます。
クイズ形式となっているので、ぜひ楽しみながら学んでみてください。
①:一番多いパターン
今、下の図ではAがボールをBに向かって蹴ろうとしています。
この状態でBがAからのボールを受けた場合、オフサイドになるでしょうか?
答えはオフサイドになります。
Bは下の図のように、相手選手の後ろから数えて2人目よりも相手ゴール側にいるので、オフサイドポジションにいることになります。
この状態でAが蹴ったボールをBが受けると利益を得るので、オフサイドになります。
「味方がボールを蹴った瞬間にオフサイドポジションにいる」「利益を得る」という2つの条件を両方満たしているので、これは典型的なオフサイドですね。
➁:味方が蹴る瞬間にオフサイドポジションにいない場合
下の図の状態でBがボールを受けるとオフサイドになるでしょうか?
答えはオフサイドになりません。
Aが蹴る瞬間にBはオフサイドポジションにいません。
「利益を得る」という条件は満たしていますが、「味方がボールを蹴った瞬間にオフサイドポジションにいる」という条件は満たしていないですね。
なので、オフサイドにはなりません。
③:ボールを受けた場所はオフサイドポジション
下の図でBは現在「1」の場所にいます。
この状態でAは「2」の場所に向かってボールを蹴りました。
このとき下の図のようにBはAが「2」の場所にボールを蹴るだろうと予測して「1」の場所から「2」の場所に走り、「2」の場所でボールを受けました。
この場合はオフサイドになるでしょうか?
答えはオフサイドにはなりません。
ボールを受けたのはオフサイドとなる場所ですが、Aがボールを蹴った瞬間にBはオフサイドポジションにはいませんでした。
重要なのはボールを受けた場所ではなく、味方がボール蹴った瞬間にいる場所です。
例えば、Bが走るタイミングが早すぎてAがボールを蹴る前に「2」の場所に移動してしまい、移動後にAが蹴ったボールを受けたら当然オフサイドです。
走り出しのタイミングの駆け引きやパスの出し手と受け手の意識を合わせることが重要になってきますね。
これらのタイミングがばっちり決まると相手ディフェンダーを出し抜き、チャンスを迎える事が出来ます。
④:戻りオフサイド
下の図では今「1」の位置にBがいます。
この状態でAは「2」の位置にボールを蹴りました。
Aがボールを蹴った瞬間にBは「1」の位置にいましたが、下の図のように「2」の位置に移動してボールを受けました。
この場合はオフサイドになるでしょうか?
答えはオフサイドになります。
このパターンのオフサイドを「戻りオフサイド」と呼ぶことが多いです。
Bはボールを受けた場所はオフサイドポジションではありませんでしたが、Aがボールを蹴った瞬間、Bはオフサイドポジションにいました。
重要なのはボールを受けた場所ではなく、味方がボール蹴った瞬間にいる場所です。
味方がボールを蹴った瞬間にBがオフサイドポジションにいたので、ボールを受けた場所がオフサイドポジションでなくてもオフサイドとなりますね。
⑤:相手選手がキックミスをした
今下の図のようにAがボールを蹴るときにBはオフサイドポジションにいます。
このときAはキックミスをして相手チームのCにボールが渡りました。
ボールを受け取ったCは下の図のように味方のDにパスをしようとします。
このボールがBのもとにいき、Bはボールを受け取りました。
この場合はオフサイドになるでしょうか?
正解はオフサイドになりません。
「味方がボールを蹴った瞬間にオフサイドポジションにいる」「利益を得る」という2つの条件を両方満たすとオフサイドとなります。
今回の場合は最後にボールを触ったのはCなので、Bからすると相手チームですね。
相手チームの選手であるCがDに意図的にパスをしようとしてミスをしたボールをオフサイドポジションにいるBが受け取ってもオフサイドにはなりません。
⑥:ゴールキーパーがボールを弾いた
今、下の図のようにAがシュートを放ちました。
シュートが放たれたとき、Bはオフサイドポジションにいます。
ゴールキーパーのDはAからのシュートを弾いて、弾かれたボールが転がってBが触りました。
この場合はオフサイドになるでしょうか?
正解はオフサイドになります。
パターン⑤との違いは最後に触ったのが意図的であるかどうかですね。
今回はゴールキーパーのDが最後に触っていますがシュートを打たれて、弾いただけなので意図的に触ったのではないとみなされます。
なので、AからのボールをオフサイドポジションにいたBが受け取り、利益を得たとみなされてオフサイドの判定となります。
同様にAのシュートがゴールの枠に当たり、転がってきたボールをBが触ってもオフサイドですね。
⑦:ボールよりも後ろにいる
今下の図のようにAはドリブルで相手の後ろから2番目の選手であるCをかわして、ゴールに迫ります。
Aはこの状態で、Bにパスを出しました。
この場合はオフサイドになるでしょうか?
正解はオフサイドになりません。
Bは一見、オフサイドポジションにいるのでオフサイドになりそうですよね。
ここでオフサイドポジションを振り返ると、以下の3つの条件を満たす位置のことでした。
- 攻撃時
- 相手陣内でボールより前にいる
- 相手オフサイドラインよりも相手ゴール側
今回は「相手陣内でボールより前にいる」という箇所がポイントになります。
今、Bはボールより後ろにいて「相手陣内でボールより前にいる」という条件を満たさないため、オフサイドポジションにはなりません。
もっと細かく言うと、下の図のように相手の後ろから2番目の選手よりも相手ゴール側にボールを運んだ際にはボールの位置がオフサイドラインとなります。
図では、相手の後ろから2番目の選手(C)よりも相手ゴール側にAがボールを運んでいます。
このときにオフサイドラインはCを基準として引いた「オフサイドライン1」からボールの位置を基準に引いた「オフサイドライン2」に移動します。
オフサイドラインが2になるとBはオフサイドポジションにいないので、オフサイドになりませんね。
サッカーのルールになぜオフサイドが存在するのか【豆知識】
最後にサッカーにはなぜ複雑なオフサイドルールがあるのかをお伝えします。
オフサイドが存在する理由は一言で言うと、待ち伏せ禁止にするためです。
もしオフサイドがないとサッカーはボールをもったら、とりあえず前方で待っている選手にロングボールを蹴るという風になってしまいます。
その方がパスをつないだり、ドリブルで運んでいくよりも効率よく点が取れますもんね。
極端に言えば、下の図のように中盤がスカスカになります。
こうなってしまうともう戦術も何もありません。
各チームはボールを奪って相手ゴール前で待っている背が高かったり、フィジカルが強い選手にとりあえず渡すようにロングボールを蹴るだけとなります。
想像するだけでつまらなそうですよね(笑)
戦術や駆け引き、パスワークやドリブル突破などサッカーの見どころがなくなってしまいます。
背が低かったり、フィジカルが弱い選手も活躍できなくなりますね。
オフサイドがあれば上の図で待ち伏せしていた青チームの選手もピンクチームの選手も全員オフサイドです。
オフサイドというルールがあるだけでサッカーは何倍にもおもしろく、奥が深いものになっているのですね。
サッカーのルールを効率よく学ぶ方法
サッカーのルールを学ぶには実際に試合を見るのが一番
サッカーにはオフサイドのように細かいルールが色々あるので、一気にすべてを学ぶのは大変です。
なので、実際に試合を見て、わからなかったところを調べて学んでいくのがおすすめですね。
この学び方ならサッカーの試合を楽しみながら、効率よくルールを覚えていくことができます。
例えば勉強のようにサッカーのルールを全部覚えてから試合を見ようとすると、途中で挫折しがちなのでおすすめしません。
正直、サッカーは基本的なルールさえ知っていれば十分に楽しめます。
なので、まずはサッカーの試合を楽しんで、細かいルールは遭遇したときに学べばOKです。
サッカーの試合を見る方法は「【サッカー観戦を趣味にしよう!】サッカーを楽しむための簡単3ステップ」で詳しくお伝えしているので、参考にしてみてください。
サッカーの試合は大画面で見た方がわかりやすい!
今、スマホなど小さい画面でサッカーを見ている方はボールを見失ったり、選手が小さくて誰が誰だかわかりづらかったりしませんか?
そんな方におすすめなのが「プロジェクターを利用して試合を見る」ことです。
プロジェクターを利用すれば、下の画像のように大画面でサッカーを見ることができるようになります。
私はプロジェクターを使って「約130cm(縦)×約230cm(横)」の大きさでサッカー観戦を楽しんでいます。
プロジェクターの映像の下にあるのが20インチ(約25cm×約44cm)のテレビですが、比較するとプロジェクターの画面の大きさがよくわかると思います。
試合がよりわかりやすくなるので、サッカー観戦初心者の方にこそおすすめですね。
また、プロジェクターを使った映像はスポーツバーで見るのと同じかそれ以上の大きさなので、迫力満点です。
スポーツバーだと混んでいて見づらいことが多いですが、プロジェクターさえあれば大画面の試合映像を家で独占することができるようになります。
まるでスポーツバーを貸し切りしたかのような贅沢な気分を味わうことができますね。
プロジェクターはそれぞれの機種ごとにメリット、デメリットがありますが、私が一番おすすめするのは「Anker Nebula Capsule II」です。
おすすめする理由やほかのプロジェクターについては「サッカー観戦におすすめのプロジェクター5選【小さい画面から卒業しよう】」で詳しくお伝えしています。
もちろんプロジェクターを使えばサッカーだけではなく、映画、音楽のライブ映像、ゲームなども大画面で楽しめるようになります。
ぜひプロジェクターを手に入れて、大画面の映像を楽しみましょう!
まとめ:オフサイドのルールを理解してサッカー初心者を卒業しよう!
今回はサッカーで一番わかりづらいルールであるオフサイドについてお伝えしました。
オフサイドを一言でいうと「味方がボールを蹴った瞬間にオフサイドポジションにいる選手が利益を得ることを禁止するルール」です。
なかなか1回ではわからなかった部分もあるかもしれませんが、ぜひ何回も読んで少しずつオフサイドを学んでみてください。
ちなみにほかのサッカーのルールはこちらにまとめているので、あわせて読んでみてください。