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サッカーのPKとPK戦のルールを詳しく解説!【勝敗を左右するプレー】

2021年11月20日

サッカーのPKとPK戦のルールを詳しく解説

 

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サッカー初心者
PKって観ているこっちも緊張するプレーだよね!

PKってよく聞くけど、詳しいルールは知らないから教えてほしい!

 

サッカー観戦初心者の方のこんなお悩みを解決します。

 

PKには試合中のPKとPK戦の2種類があります。

その違いを簡単にお伝えすると、以下の通りとなりますね。

  • 試合中のPK
    ⇒ペナルティーエリア内でファールがあると行われる
  • PK戦
    ⇒試合終了時に同点で、決着をつけなくてはいけない場合に行われる

 

今回はそれぞれのルールや違いについて詳しくお伝えしていきます。

これを読めば知識が深まり、PKについての疑問がきっと解決するはずです!

 

ぜひ、以前疑問に感じた場面を思い出しながら読んでみてください。

 

 

サッカーのPKとは

サッカーのPKとは

 

PKとはPenalty Kick(ペナルティキック)の略です。

PKは下の図のように蹴る人(キッカー)がゴールキーパーに近い距離にボールを置いて、直接ゴールを狙うことができるプレーです。

 

PKとは

 

サッカーのPKの基本ルール

サッカーのPKの基本ルール

 

ここからはサッカーでPKを行う際の基本ルールについてお伝えしていきます。

 

PKの基本ルールは以下の4つがあります。

①:ボールはペナルティーマーク上に置く

②:ボールを蹴る際のフェイントは禁止

③:ゴールキーパーはゴールライン上に立つ

④:ゴールキーパーは相手キッカーが蹴るまではゴールライン上に足を置く

 

これらは試合中のPKでもPK戦でも共通のルールとなりますね。

ここからはひとつずつ詳しくお伝えしていきます。

 

①:ボールはペナルティーマーク上に置く

PKではゴールまで約11メートルの場所にあるペナルティーマーク上にボールを置きます。

 

PKのボールの置く位置

 

ここに置いたボールに向かって助走をつけ、ゴールに向かって蹴ることになりますね。

 

➁:ボールを蹴る際のフェイントは禁止

PKを蹴るキッカーは助走中にリズムを変えたり、走る方向を変えたりといったフェイントをすることは認められています。

ただ、一度助走を完了させた(蹴る際の軸足を定めた)後のフェイントは禁止となっています。

 

例えばボールをまたいでフェイントを入れたり、蹴ろうとして一瞬足を止めたりすることは禁止ですね。

 

助走が終わった後にフェイントをした場合はファールとなり、PKを蹴らない側のチームのボールで試合を再開させます。

 

③:ゴールキーパーはゴールライン上に立つ

PKの際にゴールキーパーは相手キッカーと対峙し、ゴール前に引いてあるゴールライン上に立つことになります。

下の図の黄色い線上が立ち位置となります。

 

PKの際のゴールキーパーの立ち位置

 

④:ゴールキーパーは相手キッカーが蹴るまではゴールライン上に足を置く

ゴールキーパーは相手のキッカーがボールを蹴る前は、少なくとも片足がゴールライン上になくてはなりません。

 

PKの際のゴールキーパーの足の位置

 

片足がゴールライン上にあればいいのでもう片方の足を前に出すのはOKですね。

また、ライン上に足があればジャンプをするのもOKです。

 

一方でラインを踏まずに前に出て相手キッカーにプレッシャーをかけることは禁止となっています。

 

サッカーの試合中のPKとは

サッカーの試合中のPKとは

サッカーの試合中のPKはペナルティエリア内でファールがあると行われます。

 

ペナルティーエリアとはゴール周辺の長方形のライン内のことで、下の図の黄色で囲われているエリアですね。

 

ペナルティーエリア

 

より詳しく言うとペナルティエリア内で直接フリーキックの対象となるファールがあったときに、PKとなります。

具体的に言うと以下のようなファールがペナルティエリア内であったときPKとなりますね。

  • 相手選手を押す、倒す、蹴る、押さえる、タックルする
  • 相手選手に向かって意図的に唾を吐く
  • ゴールキーパー以外の選手が意図的に手や腕でボールを触る(ハンド)

 

これらのファールがペナルティエリア内であったとき、ファールをされたチームのPKとなります。

 

直接フリーキックと間接フリーキックの違いについては「サッカーのフリーキックで覚えておきたい8つのルールを詳しく解説!」で詳しくお伝えしています。

 

サッカーの試合中のPKの流れ

サッカーの試合中のPKの流れ

 

ここからはサッカーの試合中のPKの流れについてお伝えしていきます。

 

試合中のPKは以下のような流れで実施されます。

①:ペナルティーエリア内でファールを受けるとPKになる

②:PKを蹴るキッカーを選ぶ

③:キッカーがPKを行う

 

①:ペナルティーエリア内でファールを受けるとPKになる

ペナルティーエリア内でファールがあると、ファールを受けた側のチームにPKが与えられます。

 

下の図では青チーム側のペナルティーエリア内で青チームの選手がファールをしてしまいました。

 

PKになるとき

 

この場合はファールを受けたピンクチームのPKとなりますね。

 

➁:PKを蹴るキッカーを選ぶ

PKを与えられたチームはPKを蹴るキッカーを一人選ぶことになります。

試合に出場している選手ならだれがキッカーとなっても問題ありません。

 

あまりないですが、ゴールキーパーの選手をキッカーとすることもできます。

 

PKを獲得したときに、この選手をキッカーにするということを事前に決めているチームが多いですね。

 

③:キッカーがPKを行う

選ばれたキッカーはゴールまで約11メートルという位置にボールをセットして、PKを行います。

助走をつけてシュートしてボールがゴールに入ればPKを行ったチームが1点獲得することになります。

 

PKは成功率が約80%ほどと言われていて、高確率で得点を獲得できるチャンスとなりますね。

 

ピンクチームのPK

 

PKを外したりゴールキーパーがPKを防いだりした場合には、そのままプレーが続けられます。

 

サッカーの試合中のPKルール

サッカーの試合中のPKルール

 

ここからはサッカーの試合中のPKルールをお伝えしていきます。

結論から言うと以下の2つとなります。

①:2度蹴り禁止

②:ほかの選手はペナルティーエリアやペナルティアークに入れない

 

①:2度蹴り禁止

試合中のPKを外した場合、ほかの選手がボールに触るまでキッカーはボールに触れません。

 

以下の図のようにPKで蹴ったボールがゴールポストやクロスバーに当たって、キッカーのところへ跳ね返ってきたとします。

 

ポストにあたってPkが弾かれる

 

このボールをほかの選手が触る前にもう一度キッカーが触ることは禁止されています。

 

2度蹴り禁止

 

ほかの選手がボールに触る前に、PKを蹴ったキッカーが再びボールに触ると2度蹴りのファールとなり、相手ボールで試合再開となります。

 

ただ、以下の図のようにPKで蹴ったボールを相手ゴールキーパーが弾いて、キッカーのところへ跳ね返ってきた場合には触ってもOKですね。

 

PKをゴールキーパーが弾いた

 

ほかの選手(ゴールキーパー)が一度ボールを触っているので、問題ありません。

 

ゴールキーパーが弾いたボールは触ってもOK

 

➁:ほかの選手はペナルティーエリアやペナルティーアークに入れない

キッカー、ゴールキーパー以外の全ての選手は、キッカーがボールを蹴るまでペナルティーエリアやペナルティーアークに入ることはできません。

ペナルティーアークとはペナルティーエリアの外の半円ですね。

 

ペナルティーアーク

 

キッカーがボールを蹴るまでは敵味方関係なく、上の図の黄色いエリア内には入れず、ラインも踏んではいけません。

 

キッカー、ゴールキーパー以外の選手はキッカーがボールを蹴ったあとは、ペナルティーエリアやペナルティーアーク内に入ることが許されます。

なので、キッカーがPKを失敗した場合は、選手たちはボールを拾おうと一気にゴール方向に走り出しますね。

 

PKを失敗した

 

ボールを拾おうとする

 

PKを行った側の選手は弾かれたボールをシュートしようと、PKを与えた側はなんとかボールを外に出そうといった感じですね。

 

サッカーのPK戦とは

サッカーのPK戦とは

 

トーナメント戦など、どうしても決着をつけなくてはいけない試合で、後半終了時点で同点だった場合には延長戦が行われます。

延長戦は延長前半、延長後半と行われていき、延長後半が終了しても決着がつかない場合はPK戦へと突入することになります。

 

PK戦までの流れ

前半⇒後半⇒延長前半⇒延長後半⇒PK戦

 

PK戦は各チームを代表するキッカーが順番にPKを蹴っていき、勝敗が付くまで行います。

 

サッカーのPK戦の流れ

サッカーのPK戦の流れ

 

ここからはPK戦の流れをお伝えしていきます。

PK戦は以下のような流れで行われていきます。

①:キッカーを決める

②:使用するゴールと先攻後攻を決める

③:PKを交互に行っていく

④:決着がつくまで行う

 

①:キッカーを決める

PK戦はお互いのチームが5人ずつキッカーを選びます。

PK戦に出場できる選手は試合時間が終了した時点でプレーしていた選手のみとなります。

 

なので、途中で交代してベンチに下がった選手やベンチ選手をキッカーに選ぶことはできません。

試合終了時点でプレーしていれば、ゴールキーパーの選手をキッカーに選ぶことも可能です。

 

➁:使用するゴールと先攻・後攻を決める

PK戦を始める前に審判と各チームのキャプテンが集まり、コイントスで以下のことを決めます。

①:使用するゴール

②:先行・後攻

 

まずは主審がコイントスを行って、どちらのゴールを使用するかを決定します。

 

使用するゴールを決めた後、もう一度コイントスを行い、コイントスに勝利したチームのキャプテンがPK戦で先に蹴るか後に蹴るかを決めます。

 

ちなみにPKは一般的には先に蹴る方が有利とされていますね。

これは先行だと先にポイントを獲得でき、相手にどんどんプレッシャーをかけていけるためです。

ある分析結果によると先行を選んだチームの勝率は60%ほどだそうです。

 

③:PKを交互に行っていく

PK戦はお互いのチームが5人ずつキッカーを選び、交互にPKを行っていきます。

 

PKをお互いに行っていく

 

④:決着がつくまで行う

PK戦では多くのPKを決めていたチームが勝利となります。

 

その決着パターンは以下の3通りがあります。

  • 5人で決着がつく
  • 5人蹴らずに決着がつく
  • 5人蹴っても決着がつかない

 

PK戦の決着パターン①:5人で決着がつく

お互いのチームが交互にPKを行っていき、5人目終了時点で多くPKを決めていたチームが勝利するというパターンです。

下の図のケースだと5人目終了時点でピンクチームが5人中2人成功、青チームが5人中3人成功となっています。

 

PK戦でピンクチームが2人成功、青チームが3人成功

 

このケースだと、多く成功させた青チームが勝者となりますね。

 

5人蹴らずに決着がつく

PKを行っていき、途中でどちらかのチームが逆転するのが不可能になった場合は5人目まで待たずに試合終了になります。

下の図だと3人目終了時点でピンクチームは3人全員がPKを失敗していて、青チームは3人とも成功しています。

 

3人目でPK戦終了

 

ピンクチームの残り2人が成功させても青チームの3本成功には届かないので、3人目終了時点で青チームが勝利となります。

 

5人蹴っても決着がつかない

5人終了時にPK成功数が同じだった場合には6人目、7人目と続いていき、成功数に差が出た時点で試合終了となります。

下の図だとピンクチームは5人中4人成功、青チームも5人中4人成功しています。

 

PK戦で5人蹴っても決着がつかない

 

この場合はまだPKを蹴っていない選手が6人目、7人目とキッカーを務めていき、PK戦が続いていくことになりますね。

ここからは成功数に差が出た時点で試合終了となります。

 

下の図の場合だと6人目は両チーム成功していますが、ピンクチームの7人目が失敗し、青チームの7人目が成功させています。

この場合は、その時点で青チームの勝利になりますね。

7人目でPK戦が決着

 

仮に11人全員がPKを行っても決着がつかなかった場合には2巡目に入ります。

2巡目は1巡目でPKを蹴った選手でも蹴ることができ、1巡目と違う順番でキッカーを選ぶことも可能です。

 

例えば1巡目でPKを成功させた選手から蹴っていくというのもOKですね。

 

サッカーのPK戦のルール

サッカーのPK戦のルール

 

ここからはPK戦のルールを2つお伝えしていきます。

 

先に結論から言うと以下の2つになります。

①:キッカーとゴールキーパー以外はセンターサークル内にいなくてはならない

②:人数を合わせて行う

 

①:キッカーとゴールキーパー以外はセンターサークル内にいなくてはならない

PK戦ではキッカーとゴールキーパー以外の選手は、センターサークル内で一列になって待機します。

 

センターサークル

 

自分が蹴る番になったらセンターサークル内からでてPKを行い、またセンターサークル内に戻るといった感じですね。

 

➁:人数を合わせて行う

PK戦は両チームの人数を合わせて行われます。

 

例えば延長後半が終了した時点で以下のような状態となっていた場合は、少ない人数のチームに合わせることになります。

Aチーム:試合中に退場者が1人出たので10人の状態

Bチーム:11人のままの状態

上の例の場合は人数が少ないAチームの10人に合わせて、Bチームの選手1人がPK戦に出られないことになりますね。

 

退場者が出た場合だけではなく、延長後半終了時点で負傷者が出た場合も同じような形をとります。

 

サッカーのルールを効率よく学ぶ方法

サッカーのルールを効率よく学ぶ方法

 

サッカーのルールを学ぶには実際に試合を見るのが一番

サッカーにはPKのように細かいルールが色々あるので、一気にすべてを学ぶのは大変です。

なので、実際に試合を見て、わからなかったところを調べて学んでいくのがおすすめですね。

この学び方ならサッカーの試合を楽しみながら、効率よくルールを覚えていくことができます。

 

例えば勉強のようにサッカーのルールを全部覚えてから試合を見ようとすると、途中で挫折しがちなのでおすすめしません。

 

正直、サッカーは基本的なルールさえ知っていれば十分に楽しめます。

なので、まずはサッカーの試合を楽しんで、細かいルールは遭遇したときに学べばOKです。

 

サッカーの試合を見る方法は「【サッカー観戦を趣味にしよう!】サッカーを楽しむための簡単3ステップ」で詳しくお伝えしているので、参考にしてみてください。

 

サッカーの試合は大画面で見た方がわかりやすい!

今、スマホなど小さい画面でサッカーを見ている方はボールを見失ったり、選手が小さくて誰が誰だかわかりづらかったりしませんか?

そんな方におすすめなのが「プロジェクターを利用して試合を見る」ことです。

 

プロジェクターを利用すれば、下の画像のように大画面でサッカーを見ることができるようになります。

 

プロジェクター利用時の大きさ

 

私はプロジェクターを使って「約130cm(縦)×約230cm(横)」の大きさでサッカー観戦を楽しんでいます。

プロジェクターの映像の下にあるのが20インチ(約25cm×約44cm)のテレビですが、比較するとプロジェクターの画面の大きさがよくわかると思います。

 

プロジェクターを利用して大画面で試合を見れば、ボールを見失うことも選手が小さくて誰が誰だかわからなくなるということも減りますよ。

試合がよりわかりやすくなるので、サッカー観戦初心者の方にこそおすすめですね。

青太郎

 

また、プロジェクターを使った映像はスポーツバーで見るのと同じかそれ以上の大きさなので、迫力満点です。

スポーツバーだと混んでいて見づらいことが多いですが、プロジェクターさえあれば大画面の試合映像を家で独占することができるようになります。

 

まるでスポーツバーを貸し切りしたかのような贅沢な気分を味わうことができますね。

 

プロジェクターはそれぞれの機種ごとにメリット、デメリットがありますが、私が一番おすすめするのは「Anker Nebula Capsule II」です。


 

おすすめする理由やほかのプロジェクターについては「サッカー観戦におすすめのプロジェクター5選【小さい画面から卒業しよう】」で詳しくお伝えしています。

 

もちろんプロジェクターを使えばサッカーだけではなく、映画、音楽のライブ映像、ゲームなども大画面で楽しめるようになります。

 

ぜひプロジェクターを手に入れて、大画面の映像を楽しみましょう!

 

まとめ:サッカーの試合中のPKとPK戦のルールを覚えて試合を楽しもう!

まとめ:サッカーの試合中のPKとPK戦のルールを覚えて試合を楽しもう!

 

今回は試合中のPKとPK戦について詳しくお伝えしてきました。

 

PKと一言でいっても「試合中のPK」と「PK戦」の2種類があります。

どちらも試合の勝敗を決定する重要なプレーとなるので、ぜひ少しずつ覚えてみてください。

 

サッカーはすべてのルールを覚えなくても大丈夫ですが、細かいルールまで知っていると、より試合が楽しくなります。

ほかのサッカーのルールはこちらにまとめているので、あわせて読んでみてください。

 

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